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【台湾】ローカルな朝ごはん「鹹豆漿」食べ比べ!

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台湾で「鹹豆漿」にハマり、毎日食べ歩きをしました!

おすすめの鹹豆漿のお店をまとめています。

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台湾のご当地フード「豆漿」とは?

豆漿とは実は「豆乳」のこと。「鹹」はしょっぱい、つまり「鹹豆漿」は塩味の付いた豆乳スープのようなものです。

小エビの出汁が効いていて美味しいです。その中に、油條(揚げパン)やネギ、ザーサイなどが入っていて、これはもう、朝ごはんのパワーチャージにぴったりの一品ですね!しかもどこのお店で頂いてもお値段130円ほど。台湾に住んでいたら毎日でも食べに通いたくなること間違いなし。

ちなみに、どのお店にも少し甘みのある普通の飲む豆漿も売っています。温かいのは「熱豆漿」、冷たいのは「冰豆漿」です。こちらも癖がなくてごくごく飲めてしまいます。

体に良い豆乳。特に女性には更年期に備えて大豆の栄養素が必須ですから、もっとこの豆漿が日本でも流行ればいいのになぁ、と思います。

今回、台湾滞在中の朝ごはんに3日連続でこの豆漿のお店に通いましたので、レポートしたいと思います。

ダイショー 鹹豆漿(シェントウジャン)用セット 42.6g×40袋入

「鹹豆漿」食べ比べ!行列必須の「阜杭豆漿」

行列必須の人気店

ここは、恐らく台湾で一番有名な人気店ではないでしょうか?

私が豆漿を食べてみたいと思ったのも、この阜杭豆漿がしばしばTVや雑誌に取り上げられているのを見て「美味しそう・・・」と思ったからです。前回の初台湾では、人気店がゆえに常に行列が出来ていると言う噂を聞いていて行かずじまいだったのですが、今回は絶対に食べてみたくて、行列覚悟で行ってみました。

この日行列は少なめ。私達の到着時はこの先の階段の踊り場まで行列がなかった。

この日は朝から雨のせいか、到着した7:30~8:00位の時間帯はまだ行列がほぼなかったんです。奇跡ですね!

最寄駅はMRT板南線「善導寺」駅5番出口。出てすぐ右脇のビルの2階にあります。

多い時はその駅出口を出るともうすぐ目の前に行列が出来ているらしい。私たちが食べ終わって出てきた時には、その先の角を1つ曲がったところまで行列が出来ていたのですが、到着した時はもっと行列が少なく、何とビルの中の階段を上がった踊り場のところまでしか行列が出来ていませんでした。そこに並んでいたら、常連らしい日本人の方が「今日は行列少ないねえ」と言いながら出てきたので、丁度ラッキーな時間帯に並んだようです。

数分も待たずにもうフロアの中へ。

並んで中まで入ってくると、左側に厨房が見えてきます。中で熱々のパンなどを焼いていて、見るからに美味しそう!

注文をさばくのがとても早いので、列も思ったより早く進んで行きます。あまりモタモタ選んでいられない雰囲気なので、並んでいる間に食べたいものを決めておきましょう。レジの手前にメニューが置いてあるスタンドがあるので、そこでメニューをゲットして、レジでは指差しでオーダーすることが可能です。

オーダーは写真付きメニューを見ながら指差しでOK!

ちなみに、この2階はフードコートになっているので、阜杭豆漿以外にも複数お店が入っています。だけど朝はオープンしているお店が少ないので、お客さんは大体阜杭豆漿のお客さんのようです。

フードコートはお客さんで一杯。先にテーブルを確保した方が良いかも。

こちらでは、事前にリサーチしておいた中で、定番の3品を注文してみました。

これが憧れていた台湾の定番朝食、鹹豆漿

まずはずっと食べたかった「鹹豆漿」。おぼろ豆腐のようなイメージですが、味はまさしく豆乳です。こちらのは豆乳の香りがとても良く、まろやかで豆乳自体が美味しいのだろうなぁ、と感じさせられました。

パクチーは注文の時に乗せて大丈夫かどうか聞いてくれますので、苦手な方はそこで断れば大丈夫。ほんのり塩味が聞いていて、食欲がない朝でもこれを見たらお腹が空いてくるんじゃないかと思うようなビジュアル。日本で言うとお粥のようなイメージかもしれませんね。

底の方にはザーサイやネギなども沈んでいて、油條にその味が染みて美味しい。台湾の方がこれを朝食に食べる理由がわかります。これを食べたら朝から体も温まり、元気が出ますね!

こちらの鹹豆漿を食べて、私もすっかり鹹豆漿にハマってしまいました。

 

次は、普通の豆漿。いわゆる豆乳です。日本の豆乳は何となく濃くてもったりとしていて、癖があるイメージなのですが、こちらのはあっさりと癖がなく、ゴクゴク飲めてしまいます。ほんのりと甘みが付いているのがまたいい感じ。冷たいのと温かいのどちらがいいか聞かれますので、朝はやはり温かい方がいいので、「Hot」をお願いしました。

スプーンで飲む豆乳。適度に温かくほんのり甘い。

最初は、たかが豆乳、日本で飲むのと変わらないだろう、と思ってましたが全く別物です。日本の豆乳は毎日飲む気になりませんが、これは毎朝起きがけに一杯、グビーっと飲みたくなる一品です。

3つ目はこちらの人気メニューの厚餅夾蛋。パンのようなものなのですが、こちらは生地から自家製で店内の釜で焼き立てなので、美味しさも格別。

外はカリッと、中はふわふわなパン。卵焼きが挟まっています。

外はカリッと、中はふかふかしています。中にはネギの入った卵焼きが挟まっていてボリュームもあり。パンの部分はところどころ甘く感じるところがあったり、塩気を感じるところがあったりで、甘じょっぱさがいい感じです。朝ごはんにこれは重たいと言う人には、パンの厚みがここまでない薄焼きタイプの「薄餅夾蛋」がオススメです。

朝からあまりお腹を一杯にしてしまうとこの先の予定に差し障るので、他にも気になるメニューがありましたが2人でこの3品をシェアしました。朝にはこれくらいが程よいボリュームで大満足です。どれも本当に美味しくて、行列ができるのも納得です。

阜杭豆漿さんにすっかり台湾の朝食の虜にされました。

「阜杭豆漿」
台北市忠孝東路一段108号
板南線善導寺駅 5番出口出てすぐ右側にある「華山市場」の2階
02-2392-2175
5:30~12:30(なくなり次第終了)
定休日: 月曜日、旧正月5日間、端午節、中秋節
※お店の情報は行かれる前に最新情報をお確かめ下さい。

「鹹豆漿」食べ比べ!ローカルに人気「世界豆漿大王」

次の日に向かったのは、こちらもローカルの人達にも観光客にも大人気の「世界豆漿大王」です。私達はホテルのある中山駅周辺から歩き十数分ほどでしたが、MRTで行かれる場合は雙連駅が最寄になります。「こんなところに?」と思うような閑静な街中にお店が現れます。

週末だったせいか、8時前に伺った時には行列はなしですぐに入れました。

お店の前で可愛いニャンコがお出迎え。首輪が可愛い。

こちらの猫ちゃんはお店の飼い猫のようで、神出鬼没。時には店内のテーブルの下にいたり、油断するとこんなところにいたりしてびっくりさせられます(笑)

いつの間にか裏の棚の上、天井近くに!
時にはテーブルの足元に来てることも♪

お店に着いたら、カウンターでオーダーします。壁に日本語のメニューが貼ってあったので便利です。

日本語メニューが親切。わかりやすいです。

オーダーしたら、中のテーブルに案内されます。店内はあまり広くなく、常に回転しながらテーブルはほぼいっぱい、という感じです。ちなみにこの時のテーブルのお客さんはほぼ日本人でした。現地の方はテイクアウトをされて行く方が多いようです。

頼んだメニューは・・・

世界豆漿大王でも、まずは定番メニューをオーダー。運ばれて来たものを見てびっくりです。前日に阜杭豆漿で頂いた鹹豆漿と、色も見た目も全然違うんです。

前日のとは全く別ものの味!お店によって全く味が違うのも楽しい。

一口食べてまたびっくり。お味も全く違う!こちらのは、多少クセのある、酸味の強い鹹豆漿でした。使っているお酢が違うのでしょうか。それともお酢の量が多いのでしょうか。前日食べたものが基本だと思っていたので、酸味の強さに一口目は「うっ」としてしまったのですが、これが不思議なことに2口目、3口目と食べていくとその酸味に慣れて「箸」ならぬ「レンゲ」が止まらい状態に(笑)あっという間に完食してしまいました。中の具材の量もこちらの方が多い気がします。お店それぞれの特徴があるのですね。

そしてこちらの中華風パンも注文してみました。

ここでのメニュー上の名前は「焼餅鮪魚起士蛋」です。鮪魚=ツナ、起士=チーズで、パンにツナチーズが挟まっています。朝から重たいかな?と思いましたが、意外にあっさりとしていたのでペロリと食べてしまいました。パンの皮が香ばしくて美味しかったです。

それから、こちらでは甘い豆乳の代わりに「米漿」を頼んでみました。

米漿とはライスミルク、つまりお米のミルクです。それにこの色はピーナッツの色なんです。ピーナッツドリンク、美味しそう〜〜と、行く前からここに来たらこれを飲もうと決めていました。

お味は・・・かなりドロ〜〜〜っとしてます。甘みはしつこくないです。これは好みが別れるかなぁ?と言った印象。ちなみに私は嫌いではないです。ただ、朝ごはんのお供として飲むとしたら、普通に温かい豆乳でよかったかな?と思います。でも日本にはない一品なので、ピーナッツ好きな方には一度飲んでみることをお勧めします。

最後に、世界豆漿大王では、前の日には食べなかった台湾風おにぎりもオーダーしてみました。

普段、日本ではあまりおにぎり系は好んでは食べませんが、美味しいという口コミが多かったのでどんなものかと、トライです。メニューには「飯糰」と書かれているのがおにぎりのことです。

結果・・・これは、美味しい!!相当美味しい!!!中に、不思議なものがいっぱい入っています。

私が選んだのは、「飯糰加蛋」で、中身は干大根、ドライ肉、揚げパン、高菜、玉子焼き、と書いてありました。ドライ肉は写真の茶色いデンブのようなもので、甘じょっぱいです。大根のコリコリした食感、油條のクリスピーな食感が、なぜかご飯にマッチするんです。ご飯に揚げパン??って思いましたが、これは無いと完成しない一品だなぁと思いました。

まだ食べたことが無い方は、一度試しに召し上がってみてくださいね。

お店それぞれの味を楽しめるのが食べ歩きの醍醐味。

実は、お隣のテーブルにいらした日本人グループの方が、朝なのに小籠包を召し上がっていたのですが、しきりに「美味しい!」とおっしゃっているので、とても気になりました。私たちは朝から小籠包を食べると言う概念がなくて、メニューを見ても目に入って来なかったのですが、そんなに美味しいなら食べてみたいね・・・と気になってしまいました。

もうお腹がいっぱいなので、次回は小籠包も頼んでみたいと思います。

「世界豆漿大王」
台北市中山區林森北路310巷27號
MRT淡水線 雙連駅から徒歩8分くらい
02-2567-3115
営業時間06:00~11:30
月曜日定休
※お店の情報は行かれる前に最新情報をお確かめ下さい。

「鹹豆漿」食べ比べ!朝から大賑わいの「四海豆漿大王 長安西路」

さて、今回の台湾旅行で行った最後の豆漿のお店は、MRT中山駅からほど近い「四海豆漿大王」です。こちらも有名店ですね。私たちの泊まっていたダブルツリーbyヒルトンからは徒歩5分ほどでした。

日曜の朝8時頃に伺いましたが、テイクアウトの方は行列が出来ていました。イートインなのでお店の中の方へ行くと、スタッフの方が「Korea? Japan?」と確認して来て、 「Japan」と言うと日本語のメニューを持って席に案内して下さいました。

頼んだメニューは・・・

味比べした3つの中ではバランスの取れたお味

やはり四海豆漿でも、この鹹豆漿は外せません。3日連続で食べているのに、全く飽きない自分にびっくりですが、だからこそ台湾でも鹹豆漿は朝ごはんの定番になっているのでしょうか。

こちらの鹹豆漿は、1日目の阜杭豆漿、2日目の世界豆漿大王と比べて、酸味や具材のバランスでちょうど中間くらいに位置するかな、という印象。するする〜っと食べれてしまう美味しい鹹豆漿です。

またこちらでは、温かい豆漿を頼みました。

紙コップ入りで飲みやすい豆乳

阜杭豆漿では、器に入れられてレンゲで飲むスタイルでしたが、こちらは紙コップに入れられて提供され、飲みやすい。お味もあっさりほんのり甘い豆乳でゴクゴク飲めてしまいます。見ていると、後から後から裏の厨房から大きなお鍋に入れられた豆漿が追加されていて、人気メニューなのがわかりました。

せっかくなので、こちらでも焼餅を頂きました。

これもどこでいただいても焼きたてで、皮がパリッとしていて美味しいですね。やはり、毎朝頂きたくなるには、このようにシンプルな味であることが決め手なんだと思いました。

それから、前日頂いて大好きになった、台湾風おにぎり「飯糰」ももちろん注文です。

このおにぎりの大きさ!
袋を開けた状態の写真が残っていなくてすみません。こちらの飯糰は、中の油條が結構固めに揚がっていて、尚且つ多めに入っていて、よりご飯のモチモチ感と油條のカリカリ感のコントラストが楽しめます。カリカリ感が多い方がお好みの方はこちらがオススメです。

そして、こちらではもう1品。毎日、オーダーする品数が増えていくような気がしますが(汗)、前日の世界豆漿大王で朝に小籠包を召し上がっている方を見て、私たちも最終日だしこれで小籠包食べ納め・・・と思い注文してみました。

皮がしっかり目の小籠包

朝から小籠包、全く問題なくいけました。少し皮が厚めでもちもちしています。有名店じゃなくても美味しい小籠包が手軽なお値段で頂けるのはさすが台湾ですね!

こちらのお店のいいところは、先に食べ比べた2店は朝ごはんのお店で、お昼頃には終わってしまいますが、四海豆漿は夜まで営業しているんです。なので、台湾旅行中、あっさりしたお夕飯が食べたい、という時でも豆漿が食べれるので重宝しますね。

どこで頂いても、お値段は2人で全部で500円前後と、胃にもお財布にも優しい台湾の朝ごはん、最高でした!

「四海豆漿大王 長安西路」
台北市大同區長安西路29號
MRT中山駅より徒歩3分(中山地下街のR4出口からだとすぐ)
月〜土 06:00〜21:30
日曜日06:00〜01:00
無休
※お店の情報は行かれる前に最新情報をお確かめ下さい。

【台湾】ローカルな朝ごはん「鹹豆漿」食べ比べ!まとめ

台湾朝ごはん比較、いかがでしたか?

我が家は普段は朝食を食べないので、こんなに毎朝がっつり朝ごはんを食べたら胃がどうにかなってしまうのではないかと思っていたのですが、そんな心配は無用でした。豆乳中心の台湾の朝ごはんは体に合ったようで、むしろ日本にいる時より胃腸の調子が良かったです(笑)

今回の旅で豆漿にすっかりハマってしまい、毎日食べたくて仕方がないので、今度手作りで挑戦してみようと思っています。

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