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ANA VISAワイドゴールドカード改悪で考える代替カード/マリオットアメックス・ANA TOKYUカード/ANA AMEX?

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2022年5月、ANA VISAワイドゴールドカードに更なる改悪が発表されました。

 

  1. WEB明細ご利用時の年会費割引廃止
  2. マイ・ペイすリボご利用時の特典改定
  3. 情報誌「VISA」「MY LOUNGE」年間定期購読料の無料サービス終了
  4. カード付帯の海外・国内旅行傷害保険の適用条件改定

 

それぞれ概要は以下のようになります。

 

  1. WEB明細利用にて、年会費からゴールドカード1,100円(税込)、プラチナカードを除くその他カードは550円(税込)の割引がありましたが、2022年10月10日(月)以降廃止。

  2. 「リボ手数料」が含まれる月の請求には、通常ポイントに加え、利用金額200円(税込)あたり0.5%のポイント還元がありましたが、2022年8月10日(水)の請求を以て終了。

  3. 2022年9+10月号(8月送付分)を以て年間定期購読料の無料サービスを終了。

  4. 旅行傷害保険は、2022年10月1日(土)以降出発の旅行より、旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが前提の利用付帯へ。

 

これにより、年会費の実質値上げと、マイル換算率が1.3%→1%に、というこのカードの魅力がほぼなくなるような改悪となってしまいました。下記記事の過去の改悪項目と合わせて、今回の改悪情報もご確認くださいね。

 

ANA VISAワイドゴールドカードは、コスパ最強でANAマイルが貯まるカードとして、陸マイラーに大人気のカードでした。

私もANA陸マイラーになるため2017年から使い始め、2年で50万マイルほどANAマイルを貯めることに成功しました。

ですがこのANA VISAワイドゴールドカード、2020年になって改悪が相次ぎ、入会当初の魅力であったANAマイル還元率1.6%以上という最大のポイントがなくなってしまいました。

現在のマイル還元率は1%~1.3%で、2022年8月10日の請求分以降は1%となります。

この記事でお伝えしたいこと

  • このままANA VISAワイドゴールドカードを持ち続けるのか、他のカードに乗り換えるべきか?
  • 乗り換えるなら代替カードは何が良いのか?マリオットボンヴォイアメックス?ANA TOKYUカード?ANA AMEX?それとも他にいいカードはあるの?

などについて、それぞれのカードの特徴をまとめながら、比較してみたいと思います。

  1. ANA VISAワイドゴールドカードのおさらい
  2. ANA VISAワイドゴールドカード具体的な改悪点とは?
    1. ANA VISAワイドゴールドカード改悪ポイント①ソラチカルートの閉鎖
    2. ANA VISAワイドゴールドカード改悪ポイント②年会費割引条件が厳しく 
    3. ANA VISAワイドゴールドカード改悪ポイント③年間ボーナス制度の廃止
    4. ANA VISAワイドゴールドカード改悪ポイント④WEB明細による年会費割引の終了
    5. ANA VISAワイドゴールドカード改悪ポイント⑤マイ・ペイすリボ利用時のマイル還元率アップが廃止
    6. ANA VISAワイドゴールドカード改悪ポイント⑥情報誌の無料提供終了
    7. ANA VISAワイドゴールドカード改悪ポイント⑦旅行傷害保険が利用付帯に
  3. ANA VISAワイドゴールドカードの代替カード候補① マリオットボンヴォイアメックスカード(プレミアム)
  4. マリオットボンヴォイアメックスカード/ANA VISAワイドゴールドカード スペック比較
    1. 空港のカードラウンジの利用
    2. 旅行障害保険(海外)
    3. 旅行障害保険(国内)
    4. 両カードを比較してみて・・・
  5. ANA VISAワイドゴールドカードの代替カード候補② MileagePlusセゾンカード
  6. ANA VISAワイドゴールドカードの代替カード候補③ ANA TOKYUカードをメインカードに昇格
  7. ANA VISAワイドゴールドの代替カード3つの特徴一覧
  8. 【番外編】ANA VISAワイドゴールドカードの代替カード候補「ANA AMEXゴールドカード」
  9. ANA VISAワイドゴールドカード改悪で考える代替カードは?まとめ
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ANA VISAワイドゴールドカードのおさらい

まず最初にANA VISAワイドゴールドカードの今現在の長所のおさらいです。

  • 年会費15,400円(税込)も、ウェブ明細の申し込みと年に1度のリボ金利の発生で、10,450円まで下げることができる。この年会費でゴールドカードの特典が使えるのはお得と言え、捨てがたい。→2022年WEB明細割引(=1,100円)がなくなり現在はマイ・ペイすリボ利用の割引のみで、11,550円(税込)
  • ANA便利用で搭乗ボーナスマイル25%、航空券購入で100円で2マイル相当がゲットできる。

など、私感ではありますが、ANA VISAワイドゴールドカードのメインの長所は大きくこの2つが挙げられると思っています。

ANA VISAワイドゴールドカード具体的な改悪点とは?

ANA VISAワイドゴールドカード、以前はコスパ最強でANAマイルが貯まるカードとして、陸マイラーに大人気でしたが、昨今の改悪ラッシュで他のカードへ乗り換えを考えている人が多いようです。

そこで、具体的にANA VISAワイドゴールドのどんな点が改悪になったのか、2019年以降の主な改悪ポイントだけ見ていきたいと思います。

ANA VISAワイドゴールドカード改悪ポイント①ソラチカルートの閉鎖

ANA陸マイラーにとってはお得で便利だったANA VISAワイドゴールドカードですが、最大の改悪ポイントは、2019年にソラチカルートが閉鎖されてしまったことだと思います。

当カード利用によって得られるポイントは、通常のポイントの他に、毎月リボ払いの金利を発生させることによって得られるボーナスポイントがありました。(2020年半ばにポイント制度が代わり、現在はポイント名も変更になっています。)

そのボーナスポイントは、通常1ポイント=3マイルに交換できたのですが、裏技とも言えるソラチカールト、すなわち

「Gポイント→LINEポイント→メトロポイント」

ルートに乗せることによって、1ポイント=4.05マイルに交換できていたのです。

それが、ソラチカルートの閉鎖によって、1ボーナスポイント=3マイルにしかならなくなってしまいました。

 

※厳密に言うと、「ワールドプレゼント(ボーナスポイント)→Gポイント→JRキューポ→永久不滅ポイント→みずほマイレージクラブカードANA」と言うルートを使うと1ポイント=3.5マイルになるのですが、新たなクレジットカード発行が必要だったりと面倒です。0.5マイルアップのためにこの手間をかけるかどうかは、獲得ポイントがどのくらいあるかによると思います。私の場合はちょっと面倒に感じてしまいます。

 

ソラチカルートの閉鎖は、ANA VISAワイドゴールドカード自体の改悪ではないものの、マイル還元率が1.3%までに下がってしまったので、陸マイラーにとっては大きな痛手と言えます。

 

※2020年6月からワールドポイント→Vポイントへポイント制度が変わっています。詳しくはこちら▼の記事もご参照下さいね。

ANA VISAワイドゴールドカード改悪ポイント②年会費割引条件が厳しく 

2つ目のANA VISAワイドゴールドカードの改悪ポイントは、年会費の割引条件が厳しくなってしまったことです。

今までは、マイ・ペイすリボに登録し、年に1回でもマイ・ペイすリボを利用すれば、割引になっていました。

今後は、マイ・ペイすリボを利用するだけでなく、必ずリボ払いの金利手数料を発生させる必要があります。

万が一、大きな金額の買い物をした時に、リボ金利を発生させると、手数料だけでかなりの額になってしまいます。なので、金利手数料を最低限に抑えるための手続きが必要になり、これが少し面倒になりました

リボ金利手数料を安く抑える方法はこちらの記事もご参考になさってくださいね!

ANA VISAワイドゴールドカード改悪ポイント③年間ボーナス制度の廃止

▲ANA VISAワイドゴールドカードの基本情報▲

次に痛い改悪が、カードの利用額によってもらえる年間ボーナス制度の廃止です。

下記の表にあるように、以前は前年度の累計支払い金額によってステージが確定し、その翌年の支払額に応じてもらえていたボーナスポイント。この制度がなくなってしまいました。

私はずっとV3ステージでしたので、10万円ごとに60ボーナスポイントがもらえていました。

年間300万円カード決済したとすると、ボーナスポイントだけで5400マイル(ソラチカルート利用で7290マイル)ももらえる計算です。

実際会社員時代は、年間500万円〜600万円ほどカードで支払うこともありましたので、ボーナスポイントだけでも9000マイル(ソラチカルートが使えていた頃は12,150マイルも)獲得できていたのです。

この制度がなくなり、2020年2月からの支払いに関しては、もうV3ステージになるための判定対象にならなくなりました。

代わって2021年2月からは新ボーナスポイント制度が始まるのですが、残念ながら対象は三井住友カードが単体発行しているカードのみ。提携カードはボーナスポイントの対象となりません。だから、ANA VISAカード、ANA Mastercardは対象外です。対象でしたら毎月のお買い物金額5万円毎にボーナスポイントがゲットできるらしいのですが・・・。

※2021年2月から始まるVポイントの新しいポイント優遇制度についてはこちらのページをご覧ください。(三井住友カードのページへリンクします)

年間でこの大きなマイルが今後入ってこないのはとても大きいです。

よって、1万円以上の年会費を払ってANA VISAワイドゴールドカードを保有するメリットがだいぶなくなって来たように感じざるを得ません。

ANA VISAワイドゴールドカード改悪ポイント④WEB明細による年会費割引の終了

加えて2022年5月に新たに発表になったのが、WEB明細利用時の年会費割引です。

WEB明細利用にて、年会費からゴールドカード1,100円(税込)、プラチナカードを除くその他カードは550円(税込)の割引がありましたが、2022年10月10日(月)以降廃止。

これによって、実質年会費が1,100円上がることになりますね。

ちなみに、マイ・ペイすリボの手数料を発生させることによって年会費が割引になる制度は、今のところ廃止されることはないようですので、それだけは救いですね。

【手数料詳細(公式サイトより)】

マイ・ペイすリボにご登録後の提携カード別年会費一覧|クレジットカードの三井住友VISAカード
「マイ・ペイすリボ」にご登録後の提携カード別年会費のご案内。クレジットカード情報の照会・各種お申し込みの受付が24時間いつでもOK。あなたのクレジットカードライフをサポート!

 

ANA VISAワイドゴールドカード改悪ポイント⑤マイ・ペイすリボ利用時のマイル還元率アップが廃止

今回2022年5月発表の改悪で、何気に一番辛いのが、これではないでしょうか。

今まで、ANA VISAワイドゴールドカードの魅力は、1.3%のANAマイルへの交換レートでした。

これは、毎月「リボ手数料」をわずかだけ発生させる手続きをするだけで、通常ポイントに加え、利用金額200円(税込)あたり0.5%のポイント還元がありましたが、2022年8月10日(水)の請求をもって、この特典がなくなります。

よって、ANA VISAワイドゴールドの1番の魅力であった1.3%のマイル還元率がなくなり、還元率1%の平凡なカードになってしまう、という印象ですね。

ANA VISAワイドゴールドカード改悪ポイント⑥情報誌の無料提供終了

今まで無料で送られてきていた情報誌「VISA」「MY LOUNGE」は、読んでいない人にとっては特に関係なさそうな改悪ですが、私は結構この雑誌を楽しみにしていたので、地味〜〜にショックです(汗)

2022年11+12月号(10月送付分)を以て無料サービス終了となります。

ANA VISAワイドゴールドカード改悪ポイント⑦旅行傷害保険が利用付帯に

海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険共に、今まで傷害死亡・後遺障害は、事前の旅費などのクレジット決済有無により最高補償額が異なり、そのほかの担保項目は、クレジット決済有無に関わらず自動的に補償されていましたが、2022年10月1日以降はすべての担保項目について、事前に旅費などをクレジット決済することが前提となります。


このように、改悪に次ぐ改悪で、ANA VISAワイドゴールドカードはもはやANAマイルが貯めやすいカードではなくなってしまいました。

では、もしANA VISAワイドゴールドカードを解約した時、後継カードとして使うとしたら、どのカードがANA陸マイラーには最適なのでしょうか?

以下に3つ候補を挙げてみました。それぞれのメリット・デメリットについて書いてみます。

ANA VISAワイドゴールドカードの代替カード候補① マリオットボンヴォイアメックスカード(プレミアム)

マリオットボンヴォイアメックスは、言わずと知れたマリオット・インターナショナルとアメックスが提携して発行しているクレジットカードです。

このクレジットカードは、マリオットグループとの提携カードと言うことで、やはりマリオット系列のホテルにたくさん泊まる方には絶大なメリットがあります。

そんなマリオットボンヴォイアメックスですが、私はこのカードを発行する前に、なぜみなさんが口を揃えてこのカードを推しているのか?いつも気になっていました。

その時にまとめた特典やカードのメリットは、以下のような感じでした。

1. 入会特典でもらえるポイントが大きい。しかも特典達成するためのハードルが低め。

2. 紹介制度を利用して入会すると、さらに入会特ポイントが多くもらえる

3. 翌年以降の更新時には継続ボーナスポイントとしてマリオット系列ホテルで50,000ポイントまでで利用できるホテルの無料宿泊券がもらえる(現在は、年間利用額150万という条件あり)

4. 年会費の34,100円はその特典でペイできるので実質無料と捉えられる→現在は年会費が値上げし49,500円(税込)。

5. 入会した時点でMariott Bonvoyゴールドエリート会員資格が付与される(通常年間25泊以上の宿泊が必要)。

6. 5の特典として、マリオット系ホテル宿泊時の部屋のアップグレード、ポイントのウェルカムギフト、チェックアウト時間延長などがある。

7. 貯まったポイントはANAだけでなく主要提携航空会社のマイレージに移行可能。

8.マイル還元率は航空会社によって違うものの1.25%と高還元率(6万ポイント未満の交換は1:3だが6万ポイントを一気に交換するとボーナス5000マイルがもらえるため、6万ポイントの交換で25,000マイルになる)

9. ポイントの有効期限が無期限

10. ホテルの滞在でもらえるポイントが大きい(1ドルにつき12.5ポイント+カード決済にすると100円につき6ポイント)

ハワイのロイヤルハワイアンホテルもマリオットグループ

ざっとこのくらいの特典・メリットを挙げてみたのですが、なるほど、マリオット系のホテルにたくさん泊まる方にはすごく魅力的なカードです。

ですがその当初は、以下の理由で申し込みを見送りました。

当時「SPGアメックスカード」の入会を見送った理由
  • ホテル関連の特典が多いが、そこまで旅行や出張でホテルに泊まることもない。
  • 毎年行くハワイでマリオット系のホテルに泊まれば色々な特典があるが、ハワイでは好きなホテルが決まっていたのでマリオット系に泊まる機会がない。
  • 還元率1.25%も、当時はANA VISAワイドゴールドの1.6%超えの還元率と比べると魅力なし

というわけで、その時は見送ったSPGアメックス。

ですが、この度のANA VISAワイドゴールドカードのマイル還元率が1.0%となってしまうことを考えると、1.25%還元率のマリオットボンヴォイアメックスの方が、ANAマイルも貯めやすいし、ホテルの特典などもうまく活用すれば「持っていて楽しいカード」になるのかも?とも思いますよね。

マリオットボンヴォイアメックスカード/ANA VISAワイドゴールドカード スペック比較

今現在はMBAとANA VISAワイドゴールドカード両方持っていますが、MBAの年会費が上がったこと、ANA VISAゴールドの改悪が激しいことを鑑みて、どちらか一方を解約する方向で考えなくてななりません。

そこで、マリオットボンヴォイアメックスカードとANA VISAワイドゴールドカードのスペックを比較してみることにしました。

空港のカードラウンジの利用

ANA VISAワイドゴールドカード本人のみ可
マリオットボンヴォイアメックス(プレミアム)同伴者1名まで可

カードラウンジ利用特典はマリオットアメックスに軍配が上がります。

2019年に台湾に行った時に、夫がゴールドカードの持参を忘れ、私しかラウンジに入れなかったことがあります(苦笑)

その時、当時SPGアメックスを持っていたら同伴者として夫も一緒に入れたのですね。

旅行障害保険(海外)

※ANA VISAワイドゴールドは2022年10月1日以降の条件(すべて利用付帯)

※MBAカードは2022年8月1日以降の条件(すべて利用付帯)

 

ANA VISAワイド
ゴールドカード
マリオットボンヴォイ
アメックスプレミアム
傷害死亡・後遺障害最高5,000万円最高1億
傷害・疾病治療費用150万円300万円
賠償責任3000万円最高4000万円
携行品損害50万円50万円
救援者費用100万円400万円

海外旅行の保険については、現在は自動付帯の項目もありますが、両者とも2022年中に利用付帯オンリーとなります。

上記の比較を見ると、どの項目についても、マリオットボンヴォイアメックスに軍配が上がりますね。

旅行障害保険(国内)

ANA VISAワイドゴールドの国内旅行保険については、2022年9月末までは傷害死亡・後遺障害は、事前の旅費などのクレジット決済有無により最高補償額が異なり、そのほかの担保項目は、当該カードでのクレジット決済有無に関わらず自動的に補償されます。

しかしながら、今回の改悪で2022年10月以降については、利用付帯が条件となります。

 

ANA VISAワイド
ゴールドカード
マリオットボンヴォイ
アメックスプレミアム
傷害死亡・後遺障害利用付帯 5000万円利用付帯 最高5000万円
入院日額利用付帯 5000円
通院日額利用付帯 2000円
手術費用利用付帯 20万円

こうしてみると、国内については、マリオットボンヴォイアメックスは入院・通院についての補償がないため、ANA VISAワイドゴールドの方が勝っていますね。

両カードを比較してみて・・・

自分が必要そうなサービスだけをざっと比較してみました。

保険の部分では、2022年度中に両者とも利用付帯が条件となることから、単純に補償金額だけ考えると、マリオットボンヴォイアメックスの方が勝ってる感じがします。

空港ラウンジが同伴者OKなところや帰りの荷物が無料で送れるなどの部分はマリオットボンヴォイアメックスの方が魅力的です。

結論、より魅力があるカードはMBAでしょうか。ただし、年会費が高いですが。。。

ANA VISAワイドゴールドカードの代替カード候補② MileagePlusセゾンカード

ではここで、マリオットボンヴォイアメックスカード以外に、ANA VISAワイドゴールドカード以上のマイル還元率を提供してくれるカードはないものか?もう一度リサーチしました。

いろいろ見た中で、エアラインレビューで人気のYouTuberの方がおすすめカードとして紹介されていたMileagePlusセゾンカード が気になりました。

MileagePlusセゾンカードで貯められるマイルはユナイテッド航空のみですが、マイル還元率が1.5%と驚異的な高還元率なのに惹かれます。(1000円の利用で15マイル)

私はハワイに行くのがマイルを貯めるメインの目的ですので、ユナイテッド航空であれば問題ありません。(スターアライアンス系の特典航空券でANAにも変えられますしね。)

年会費1,650円(税込)に、追加年会費5,500円(税込)でマイルアップメンバーズになると合計年会費が7,150円(税込)。こうすることで、一般加盟店での利用のマイル付与率が1.5%と驚きの高還元率になるんです。

ただし、この還元率を使えるのは年間(毎年3月4日~翌年2月4日の引落とし分)30,000マイルまで。それを超えた分の利用は1,000円につき5マイルのマイル換算と、ぐーんと少なくなります。

 

また、ここで気になるのは、ユナイテッド航空の特典ビジネスクラスでハワイ往復に必要なマイル数が、ANAのビジネスクラスで往復するよりも多いので、一概に還元率だけで比較するのが難しいこと。

ユナイテッド航空でホノルルの特典航空券をとる場合、片道で最低5万マイルは必要だそうで、往復ですと10万マイルは必要です。

MileagePlusセゾンカードが1000円で15マイル貯められるのは年間3万マイル分の決済分まで。(MAX200万円)

高還元率で10万マイル貯めるのに3年以上必要です。

一方、ANAの場合はローシーズンなら往復ハワイビジネスクラスの必要マイル数が6万マイルです。

 

  • マイレージプラスセゾンカードの1.5%レートで年間3万マイル貯めると2年で6万マイル貯められる。(400万円の決済)

  • マイレージプラスセゾンカードと同じ年間200万円をANA VISAワイドゴールドカードで利用すると、得られるマイルは20,000マイル/年。2年で40,000マイル+継続ボーナスマイル2000マイルで42,000マイル。6万マイル貯めるには、あと1年弱必要・・・。上限がないのであと18,000マイル(180万円決済)を頑張って貯めれば2年以下で6万マイル達成も可能だが、結構ハードルが高い・・・。

  • 同様に年間200万円をマリオットボンヴォイアメックスプレミアムで決済すると、得られるポイントは60,000Pで、それをANAマイルに交換すると25,000マイル。2年で50,000マイル。頑張ってあと100万円決済すれば3万ポイント=10,000マイル交換できるので60,000マイルを2年で貯めるのも射程圏内か?

 

いろんな考え方ができると思いますが、マイレージプラスセゾンカードで貯めたマイルでANAの特典航空券を取ればかなりお得に感じます。ですが、やはり1.5%のレートでマイルを貯められる上限額が決まっているので目標マイルに到達するのに時間がかかるのが、一番ネックに感じます。

少し面倒ですが、年間3万マイルの上限まではマイレージプラスセゾンカードで決済、それ以上はANA VISAワイドゴールドかマリオットボンヴォイアメックスで決済、と使い分けるのも手ですね。(年会費がその分かかりますが・・・)

 

ちなみに、ユナイテッドのマイレージプラスでユナイテッドやANAの特典航空券を申し込む場合、以下のようなメリットもあります。これって何気に見逃せないメリットばかりですよね。

特に「2」は、今のような原油高の時期はハワイの航空券でも数万円かかりますから、燃油サーチャージがないユナイテッドのマイルってめちゃくちゃお得に感じます。

  1. ユナイテッド航空のマイレージプラスプログラムなら、本人・家族様だけでなく、友人など第三者名義の特典航空券に交換も可能。
  2. マイレージプラスの特典航空券は、ユナイテッド航空はもとより、ANAなどスターアライアンス加盟航空会社全てで燃油サーチャージがかからない
  3. 国際線でも片道で特典航空券の予約ができるので、自由な周遊プランの組み立てが可能。
  4. 特典航空券の交換にあと少しマイルが足りないときなどにマイルの購入(バイマイル)が可能。
  5. マイルの有効期限がない

\詳細・申し込みはこちら/

ANA VISAワイドゴールドカードの代替カード候補③ ANA TOKYUカードをメインカードに昇格

最後に、ANA VISAワイドゴールドカードの代替カードとして考えられるのが、ANA TOKYUPOINT ClibQ PASMOマスターカード(以降ANA TOKYUカード)です。

そう、これはソラチカルート閉鎖後の、TOKYUルートの中継地点として作ったカード。

このカード利用で貯まるポイントのANAマイル還元率は0.5%と決して優秀ではなく、あくまでもTOKYUルートの中継地としてだけ保有していたカードです。

注)ANA TOKYUルートは2022年3月末をもって閉鎖されていますので、ANA TOKYUルートとしてのこのカードの利用価値は今はありません。

 

ですが、よくよく考えるとこのANA TOKYUカード、マイル移行手続きの時に、年間6600円の手数料を支払うことによって、移行できるマイルが2倍になります。

と考えると、マイル還元率の観点では、ANA VISAワイドゴールドカードと変わりません。

年会費は初年度無料、2年目以降は2200円(税込)ですが、リボ払いの手数料を年に1度でも発生させれば、年会費を826円(税込)下げることができます。

ただし、マイル還元率をANA VISAワイドゴールドカードと同等まで押し上げるには、マイル移行時に6600円/年の追加手数料がかかります。(と言うことは、合計で7,426円/年の年会費)

 

ANA VISAワイドゴールドカードは、リボ手数料が発生した際の割引後の年会費が11,550円になります。(15,400円(税込)→11,550円(税込)※3,850円の優遇))

従いまして、年会費の差額は4,000円ほどですね。

この差額を払って、ANA VISAワイドゴールドカードをキープすれば、

 

  • 空港でラウンジが使える
  • 旅行傷害保険の補償額が多い
  • ANA便の搭乗ボーナスマイルが多い
  • カード継続ボーナスマイルが多い
  • ANA便チケット購入でもらえるマイルが多い

 

などのゴールドカードのメリットを享受できます。

 

ただ、これらのメリットに興味がない人には、約4,000円の差額はもったいないと感じると思います。

その場合は、必要な年だけマイル移行手数料を払って、ゴールドカードと同じマイル還元率を実現させることでANA TOKYUカードをメインカードに昇格させ、ANA VISAワイドゴールドカードは思い切って解約でもいいのでは?と思います。

カード付帯の特典を考えると、ANA VISAワイドゴールドカードの改悪があったとは言え、ANA TOKYUカード1本で行くには、陸マイラーライフの充実、と言う点では、ちょっと物足りないような気がしますよね。

ただ、本当に最低のコストで陸マイラーをやりたい!飛行機にはまだあまりそんなに乗らないから、空港のラウンジや旅行傷害保険はいらない!、と言う人であれば、ANA TOKYUカード1本にしてしまっても良いのかもしれません。

ANA VISAワイドゴールドの代替カード3つの特徴一覧

マリオットボンヴォイ
アメックスプレミアム
MilagePlus
セゾン
ANA TOKYU
カード
ANA VISA
ワイドゴールド
年会費49,500円1,650円+5,500円
=7,150円
826円+6,600円
=7,426円
※マイぺいすリボ
手数料優遇時
11,550円
※マイぺいすリボ
手数料優遇時
マイル
還元率
1.25%1.5%1.0%1.0%
メリット・更新時の無料宿泊券で
年会費ペイ
・ゴールドカード並の特典
・多くの航空会社の

マイルに交換可能
・マリオット系ホテル

宿泊で大量ポイント
・マイル還元率の高さ
・年会費がリーズナブル
・年会費の安さ
・ANA TOKYUルートで
必須のカードだったため

既に持っている人が多い
・ゴールドカードの特典
・更新ごとのボーナスマイル
・ANA便利用でもらえるボーナス
デメリット・高額な年会費・UAで特典航空券を取る際に
必要なマイル数が多い
・1.5%レート適用上限が
年間3万マイル
・一般カードのため
付随する特典が少ない
・改悪が相次ぎ、年会費とマ
イル還元率などが
見合わなくなっている

【番外編】ANA VISAワイドゴールドカードの代替カード候補「ANA AMEXゴールドカード」

年会費34,100円(税込)

これまで、マイルへの交換率に重きを置いてで各カードを比較してきましたが、番外編として、マイル還元率は1%と平凡ではあるものの、入会ボーナスでガッツリマイルが貯められるという視点で、ANA VISAワイドゴールドカードの代替カードとなり得るカードを一つご紹介します。

それはずばり、「ANA AMEXゴールドカード」です!

入会ボーナスが太っ腹で、キャンペーンの内容により、もらえる入会ボーナスは時期によって違いますが、例えば2021年8月現在は、条件(3ヶ月で90万円利用)達成すると一撃で80,000マイルがもらえるんです。

8万マイルあれば、ビジネスクラスでハワイ旅行も可能!

ポイント還元率は通常のショッピングで1%と、マリオットアメックスの最大1.25%には劣りますが、入会時に一気に8万マイル獲得できることを考えると、申し込む価値はありますよね。

もし、その時に開催中の入会キャンペーンで、条件達成できる決済をする予定がある方は、ぜひ検討してみてくださいね。

 

【ANA AMEXゴールドカードその他の特典】

  • ANAカードマイルプラス加盟店での利用で、通常のポイントに加え100円につき1マイルが自動加算。
  • ANAグループ便利用で、通常のフライトマイルに加えて区間基本マイレージxクラス・運賃倍率x25%のボーナスマイルプレゼント。
  • カード継続で2,000ボーナスマイルプレゼント。

 

その他のカードスペック(旅行保険、ラウンジ利用など)はこちらの公式サイトをご確認ください。

ANA VISAワイドゴールドカード改悪で考える代替カードは?まとめ

ANA VISAワイドゴールドカードの改悪にあたって、このまま同カードを保有すべきか、代替カードに乗り換えるべきか、考えをまとめてみました。

個人的なおすすめ選択肢としては以下に絞られます。

1.  最低限のコストでANA陸マイラーをやるなら潔くANA TOKYUカード1枚でやる!

2.  せっかく陸マイラーになるなら、ホテルライフも充実させたいし、空港でラウンジが使えたり、海外旅行傷害保険も充実させたい。さらにANAだけじゃなく他の航空会社のマイルも使いたいならマリオットボンヴォイアメックス!

3. とは言え、マリオットアメックスは(ホテル代が1泊無料になるボーナスがあるとは言え)年会費が高いのがネック。リーズナブルな年会費でゴールドカードの特典があるのはやはり魅力なので、ANA VISAワイドゴールドカードをキープし続ける。

※番外編で、入会特典ボーナスがたくさんもらえる「ANA AMEXゴールドカード」

という感じでまとめてみました。

他に、年間3万マイルまでという制限があり、1年でたくさんマイルを貯めたい方には不向きかもしれませんが、そこまでたくさん決済しないから・・・という人であれば、1.5%というマイル付与率が超魅力のMileagePlusセゾンカードも、選択肢の一つとして捨てきれません。特に、ユナイテッドプラスのマイルでANA特典航空券を取るときに、燃油サーチャージがかからないというのも惹かれます。

 

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私自身は、現状上記カード(マリオットボンヴォイアメックス、ANA VISAワイドゴールド、その他のカード)と諸々持っていますが、来年はどれかを削るつもりです。

マリオットボンヴォイアメックスの年会費値上げが痛いので、以前のようにANA VISAワイドゴールドをメインカードに戻し、マリオットヴォンヴォイアメックスは解約しようかな・・・なんてことも考えたり。

特に、2022年はSFC修行をし、ANA VISAワイドゴールドをSFCに切り替えることにしたので、ANA VISAワイドゴールドはこのまま持つことになります。となると、削るなら色々改悪は痛いけど、ANA VISAワイドゴールドはキープという結論になりそう。

 

どのクレジットカードでANAマイルを貯めるか、「これ!」と絞りきれずにすみません。個人個人がカードに求めるものや、カード年間決済額、年会費の予算などでお一人お一人にぴったりのカードが違ってきますので、自分に向いているカードはどれなのか?ご検討の際のご参考になれば幸いです。

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