海外(ハワイ以外)

台北市内移動にお得で便利だった台北地下鉄MRT 72時間乗り放題パス

スポンサーリンク

1度目の台湾はタクシー移動が多く、市内の位置関係がわからないまま終わってしまいましたので、2度目の台湾はタクシーを極力避け、なるべくMRTを利用して自分の足で歩こうと決めていました。

MRTには日本のスイカやパスモのようなチャージ式のカードから、各種乗り放題パスなど、様々な種類のお得な料金があることがわかり、今回の旅にはどの料金が一番お得なのかを調べてみました。

スポンサーリンク

悠遊卡(Easy Card)はスイカやPASMOのようなカード

今回の台湾訪問のメイン目的は、留学中の姪っ子に会うことでした。その姪っ子から「台北市内でMRT(地下鉄)に乗るなら“悠遊卡(ヨウヨウカー)”っていう、スイカみたいなカード便利だよ〜。セブンで買えるよ。バスにも乗れるし、地下鉄の運賃も2割引になるよ〜。」と教えてもらいました。

 

前回の台湾旅行では、電車は1回しか乗らなかったので、普通の切符(と言ってもコインみたいな形状)を買っただけで、そういうお得なカードについて全く知らなかったのです。

これが台北MRTの普通の切符。スイカのように改札でかざすだけ。

早速、姪っ子に教えてもらった悠遊卡(Easy Card)の買い方、使い方について調べて見ました。

  • 悠遊卡は各駅改札窓口、悠遊卡サービスセンター、セブンイレブンなどのコンビニでも購入できる。
  • スイカのようにカード代100元とチャージ分の金額を払って購入し、あとは必要な分だけ都度チャージする。
  • カードを返却したい時はデポジットが戻ってくるが、条件によって20元の手数料がかかる。
  • 地下鉄(MRT)だけでなく、バスやフェリー、コンビニの支払い、熊猫ゴンドラ、YouBike(レンタサイクル)のレンタル代支払いなどにも使える。

運賃の割引率も大きいし、一度チャージしてしまえば、帰国日まで券売機でいちいち切符を買う必要もないので、最初は「これにしよう!」と思ったのですが、気になる情報が目につきました。

  • 悠遊卡を購入する場所によっては、カードを返却してもデポジットの100元が戻ってこないタイプがある。
  • カードを5回以上使っていない&カードを購入して3ヶ月経っていないものについては、カード返却時に手数料が20元かかる。

の2つ。結局スイカと同じく、カードを返却しないとカード代で400円弱取られることになり、あまりお得感がないような・・・という気がしたのです。記念に持ち帰れば良いのでしょうけど、別に要らないしな・・・、そもそも忙しい帰国日に、いちいちデポジット返してもらいに行くのも面倒だな・・・と言う感じでした。

 

それで、それ以外にも日本のバスや地下鉄のように1日乗車券みたいのってないのかな〜と調べたら、これがいろいろあったんです。

フリーパスの種類もたくさんあった!

もっとシンプルなフリーパスはないのかなぁ?と探しましたら、台北MRT(地下鉄)が1日乗り放題になる乗車券がありました。

その日の終電まで有効なのが150元です。

また、使用開始時間から24時間有効と言うフリーパスもあって、そちらは180元。

48時間(280元)、72時間(380元)有効というのもあり、それぞれのツーリストの滞在日程に合わせた期間を選べるので便利ですよね。

これはいいかも・・・と思ってシミュレーションしてみたのですが、意外に24時間180元ってお得でもないのかも?と思ったんです。

なぜなら、台北MRTは料金がもともととても安いんです。大体、行こうと思っていた台北駅周辺の駅なら、初乗り運賃の20元で移動できます。元を取ろうとすると、近場ならメトロだけで9回乗り降りしないと元が取れません。

北投温泉に行く予定の日があったので、その日は少し運賃が高い(片道35元)なので頑張れば1日乗車券の元が取れそうですが、そうでない日はガンガン使わないと元が取れなそうだな・・・と思いました。

3泊4日、桃園空港発着ならこれが意外と便利でお得だった!

ただ、24時間だと180元ですが、72時間なら380元・・・計算してみると、到着日に空港から台北市内に出て、その日の夜に夕ご飯を食べに行くところから利用開始すると、ちょうど4日目空港に到着する頃に72時間が経過します。時間的には72時間のフリーパスがぴったり!

 

そんな中で、ふと目に付いた「桃園空港から台北駅の往復チケット付きの72時間台北MRT乗り放題が付いた「桃園メトロ割引乗車券72時間」。料金は600元です。

 

今回、私たちのフライトは桃園空港の発着。桃園空港〜台北駅の運賃は160元なので往復で320元。600元ー320元で280元分を72時間で乗車すれば、元が取れます!

280元の内、北投温泉に行くことは決まっていたので70元は確実に使います。残り210元分ですから、72時間で10回MRTに乗れば元が取れるんです。

 

これならいけるんじゃないか?と思って、この「桃園メトロ割引乗車券72時間」を買うことにしました。

購入は桃園空港のMRT乗り場の改札窓口でOK

さて、桃園空港到着後、実際にこの乗車券を買ってみました。事前に調べたところだと、買える場所は、

 

  1. 桃園空港第一、二ターミナルの電子チケットサービスカウンター
  2. 桃園メトロ台北駅A1、第一ターミナル駅A12、第二ターミナルA13 のインフォメーションデスク

 

とありました。ターミナルのサービスカウンターが簡単に見つかる、と書いてあったので、探したら、ロビーの中央に構えていてすぐに見つかりました。が・・・行ってみると係員がいません。よく見たらカウンターに張り紙が・・・

「席を外しております。戻りは18:40の予定です。」ですって。この時、まだ18時。40分も戻ってこないなんて日本人の感覚ですとありえないですよね。。。

 

仕方なく、桃園メトロの改札へ行ってみました。

桃園空港のMRT駅の改札横のカウンターで買えます

ちょっとだけ並びましたが、5分ほどで無事にお目当の乗車券を買うことができました!なんと言えば通じるかわからなかったので、英語でそのまま、「72-hour free pass with Taipei-Airport round trip tickets, please」と言ったらすぐにわかってもらえました。

Joint Ticketと言えば良かったのかな?

上のグリーンのパスが、台北MRTの72時間フリーパス、下のピンクの方が桃園空港〜台北駅の往復乗車券です。ピンクの方は初日と最終日しか使わないので、無くさないように保管しておきましょう。

桃園空港MRT車内にはスーツケース置き場もあって便利。

乗り降りする時は、改札ゲートのこのカードやコイン式乗車券をかざすところにピッとするだけなので、楽チンです。

これなら、チャージ式と違って残高を気にすることもないので気が楽でしたよ。

果たして元は取れたのか?

さて、この桃園空港往復チケット付き72時間フリーパスですが、現地で使っている時はバタバタしていて元が取れたかどうかなど気にしている余裕はなかったのですが、帰りの飛行機の中でふと思い出したので、ざっと計算してみました。

〈72時間フリーパス〉

台北→中山 20元

中山←→東門 往復40元

中山←→善導寺 往復40元

中山→西門 20元

西門→台北 20元

台北→松江南京 20元

松江南京→中山 20元

中山→新北投 35元

新北投→雙連 30元

雙連→中山 20元

台北←→東門 往復40元


合計  305元

 

※これに台北駅←→桃園空港駅の160元x往復=320元なので625元

このジョイントチケットの値段は600元でしたのでギリギリで、元を取ってました(笑)本当は、旅程中「淡水」へ行く予定だったのですが雨で断念したんです。もし淡水まで行っていたら、片道50元だったのでもっと余裕で元が取れたと思います。

 

けれど、元が取れたかどうかよりも、このパスならチャージ式と違って残高を気にせず使えたこと、何度乗っても追加料金なしなので行きたいところどこへでも気軽に行けたこと、最後にデポジットを返してもらう手間を考えなくて良かったこと・・・など、便利で快適に使えたことが一番のメリットだったように思います。

台北MRTは綺麗ですし、本数もたくさん走っていますし、安全なので都内の地下鉄に乗るような感覚で旅行者でも安心して使えますから、また台湾に行く時ももっとたくさん使い倒したいと思います!

タイトルとURLをコピーしました