クラシックホテル。
レトロモダンな佇まいに、歴史を感じる調度品。そこで働くことに誇りを持ついきいきとしたスタッフの心地よいサービス。
近代的なスタイリッシュホテルとはまた違う、心に残る滞在ができるクラシックホテルに憧れを抱く方も多いのではないでしょうか。
そこで、今まで私が泊まったおすすめのクラシックホテルをご紹介したいと思います。
クラシックホテルの定義は?
まずは、クラシックホテルってよく聞きますが、定義って決まってるのか?気になりますよね。
ウィキペディアで調べて見ると、正式な定義はないものの、
戦前に創業した日本のホテル、もしくは戦前に建設された日本のホテル建築を指して用いられる言葉。
がクラシックホテルの定義らしい定義のようです。
また、ウィキペディア情報によると、1998年に「週刊ダイヤモンド」の『日本のベストホテル』に「日本のクラシックホテル」という特集記事が掲載されており、対象としては、
①第二次大戦前に創業した日本のホテルで、戦前に建設された建物で営業が行われているホテル。
②第二次大戦前に創業し、現在も営業を続けている日本のホテル。
③日本に限らず、創業から長い歴史を歴史を持つホテル、または長い年月を経たホテル建築。
などが挙げられたそうです。とはいえ、はっきりと明確な定義付けは存在せず、使用者によって指す対象に違いがあるのが現状のようです。
ちなみに、「日本クラシックホテルの会」に加盟しているホテルは、以下の9つ。
ちなみに、奈良ホテルは以前から一度行きたくて、今回試しに楽天トラベルのGo Toキャンペーンで料金を調べたら、本当にめちゃお得でびっくりです。
でも、車で行くとなるとかなり距離があるので今回は諦めましたが、近県の方はこの機会にぜひ泊まってみてはいかがでしょうか?
私が実際に泊まったおすすめクラシックホテル5選
日光金谷ホテル
明治6年創業、現存する日本最古のクラシックリゾートホテルと言えば、金谷ホテルです。
『美の巨人たち』などあらゆるTV番組でも放送されたりしているので、ご覧になった方もいらっしゃるのでは?
道路から坂を上って真正面に見える白亜の西洋風建築の本館が、ホテル内で最も古い建物。
全く古さを感じさせない外観とは正反対に、レトロな回転ドアくぐると、年季の入った木材と大谷石が醸し出す、まるでタイムスリップしたような空間のフロントが出迎えてくれます。
館内のあちこちに、神社建築を思わせる欄干のような和風の装飾も。
ダイニングの雰囲気も、どこまでも優雅で、夢の世界でディナーを頂いているような感覚に陥ります。
伝統のレシピ、ニジマスを頂きました。フレンチだけど、お醤油ベースでとても温かいお味。コースもボリュームがあってお腹いっぱい。
予約の際に、スタッフの方に相談して、よりクラシックな雰囲気が楽しめる本館2階のデラックスツインに泊まりました。思った以上に天井が高く、広いお部屋でびっくり。
憧れの、日本最古のリゾートホテルに泊まれ、大満足。古の時代は、外国人の社交場だった金谷ホテル。泊まってみると見所はもっとたくさんあります。ぜひ、館内散策を楽しんで頂きたいです。
9月のある平日。クーポン利用で朝食付きで1人13,000円ほどで泊まれちゃいます。
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ホテルニューグランド(横浜)
1927年創業。現在の建物は創業時に渡辺仁の設計で建築されたもので、ホテルニューグランドは、クラシックホテルの代表例として名高いホテルです。
私もここで結婚式を挙げたため、思い入れの深いホテルです。
式の当日に泊まったのですが、真正面に山下公園、左側の窓からはみなとみらいの夜景が素晴らしい、横浜情緒を感じられるホテルでした。
ニューグランドは首都圏からも近いため、横浜散策のついでに行ったことがある方も多いのではないでしょうか。
ニューグランドと言えば、この重厚な階段がシンボル。ウェディングドレス姿でここで写真を撮っている人を毎回のように見かけます。
ニューグランドは、今では定番となっているいろんな料理の発祥地として有名です。例えば、ドリア。ナポリタン。そしてプリンアラモード。
ドリアは自分の披露宴の時にも出してもらいましたが、本当にクリーミーでおいしかったです。
それから、ロビーラウンジ ラ・テラスでのアフタヌーンティーもおすすめ。
さすが、伝統のクラシックホテルだけあり、アフタヌーンティーで出てくるナプキンは、よく出てくる大判のものではなく、正式なティーナプキン。小さくて可愛らしいのです。
この中庭も素敵な空間なんです。この写真正面1階が、ロビーラウンジだから、お茶するときは窓側がおすすめです。
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万平ホテル(軽井沢)
1894((明治27年)に亀屋ホテルとして創業、後明治35年に万平ホテルと改称しました。
現存する本館アルプス館は1936年(昭和11年)に完成。なんと設計は日光金谷ホテルも手掛けた久米権九郎。こんなところにクラシックホテル同士の繋がりがあるのですね。
アルプス館のお部屋は創業当時を彷彿とさせるクラシカルな内装。広さも贅沢です。
所々、和のテイストも混ざっていて、落ち着きあるお部屋。名だたる文豪が、ここに滞在し、執筆活動をしていたのもうなずけます。
夕飯を頂いたメインダイニングルームも、また威風堂々とした存在感のある空間。大きなスタンドグラスの絵(宇野澤秀夫作)が圧巻で、サービスマンの気遣いも満点でした。
そして、万平ホテルに泊まったら絶対に食べておきたいのが、こちら!
万平ホテルを定宿にしたジョン・レノンが愛したロイヤルミルクティーと、信州産りんごがたっぷり詰まったアップルパイ。
優雅な時間が流れるカフェテラス、シーズン中のティータイムは混雑しますので、時間をずらして行くのが良いかも?
館内にある資料館には、ジョンレノンも弾いたと言われるピアノや、創業から使われてきた調度品などが展示されているので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
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上高地帝国ホテル
昭和8年(1933年)、日本初の本格的山岳リゾートホテルとして誕生。
緑の木々から覗く赤い三角の屋根と丸太小屋風の外観が、山の風景に調和しています。
現在の建物は、当時の建物が火災で焼失した後に開業当初の外観を忠実に再現しながら1977年(昭和52年)に新築されたもの。
上高地帝国ホテルのシンボルともいえるロビーラウンジのマントルピースは圧巻です。山の散策に疲れたら、このマントルピースを眺めながら、コーヒーとケーキで一休み、もおすすめです。
お部屋は、山岳リゾートらしく、華美さはないけれど、温かく居心地の良い落ち着いたインテリア。
チェックインをしたら、まずは遊歩道を歩いて、梓川にかかる河童橋まで散策に出かけてみてくださいね。
散策でお腹を空かせたら、お待ちかねのダイニングへ!
帝国ホテルですから、味はお墨付きです。信州の素材を要所要所で使った、贅沢なコース。。
デザートは、ダイニング全体のライトを落とし、オレンジの皮を向いたところにリキュールを這わせ、炎の演出。こんなのも非日常が味わえて楽しい♪
山岳リゾートだけれど、特に山歩きをしない私たちのような夫婦でも、1時間程度のお散歩、そして自然散策、星空を見たりと、ホテルステイだけでも十分楽しめる上高地帝国ホテルでした。
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赤倉観光ホテル
創業1937年。この赤倉観光ホテルも高原リゾートの草分け的存在です。
標高1,000mからの雲海の絶景に憧れ、いつか泊まってみたいと思っていました。
たまたまクラシックホテル特集のTV番組を見ていたら、こちらのホテルが出てきて、行くならGo Toキャンペーンの今だ!と思って予約。
宿泊記はこちらの記事に詳しく書いていますので、ご覧になってくださいね。
ちなみに、私が予約した時は、やはりGo Toトラベルキャンペーンはかなり人気のようで、赤倉観光ホテルも希望の部屋は9月末まで満室。仕方なく、空いていたスタンダードタイプおお部屋を予約しました。本当は露天風呂付き客室を希望していたのですが、残念です。
ちなみに今回の予約は、じゃらんで入れましたが、Go Toキャンペーンと4500円のクーポン、それに保有ポイントを合わせて、28,000円もお得に宿泊できました。
元々59,400円のところ、割引後は31,010円です。1人15000円ほどで、ディナーも朝食も、源泉掛け流しの温泉も楽しめてしまうなんて、最高でした。
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泊まってみたい日本のおすすめクラシックホテル5選 まとめ
クラシックホテルが割と好きで、ここ10年ほどで何軒か泊まって来ましたので、備忘録もかねて簡単なレビューをしました。
Go Toトラベルキャンペーンがあれば、お得な料金でクラシックホテルをお試しできるチャンスです!
きっと一度行くと、その歴史や佇まい、インテリアなど、クラシックホテルの魅力にハマる可能性大。
Go Toトラベルキャンペーンでどこに行くか迷っている方は、クラシックホテルにお出かけしてみてはいかがでしょうか?
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